Football World Monthly Web Magazine

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-UEFAチャンピオンズリーグ-

「ミランvsマンU、インテルvsチェルシー。古巣との戦い」 Beckham returns to Old Trafford, Mou to Stamford Bridge, &Ancelotti to San Siro UEFA Champions League Knock Out Stage is drawing near!

文:原壮史 写真:原悦生 Text:Masashi Hara Photo:Etsuo Hara

 

Football World Web Magazine 2010 01

 UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)ノックアウトステージは、イタリア・ミラノの2チームとイングランド・トップ2の対戦になった。ミラン-マンチェスター・ユナイテッドとインテル-チェルシーだ。
08-09シーズンのノックアウトステージ1回戦では3つのイタリアvsイングランド対決がじつげんしたが、ローマ、インテル、ユヴェントスがアーセナル、マン・ユナイテッド、チェルシーに揃って敗退。イタリア勢は一度に姿を消し、イタリアに勝利した3チームは準々決勝も突破し、ベスト4に名を連ねた。最終的にビッグイヤーを掲げたのはスペインのバルセロナだったが、イタリアとイングランドの差が結果としてはっきりと出た形になった。今度はそうはさせない。インテルとミラン、ミラノの両雄はイタリアのプライドも賭けて戦いに臨む。

 インテルvsチェルシー。“常勝”チェルシーの基礎を築いたのが、現在インテルを率いるジョゼ・モウリーニョであることに異論はないだろう。ポルトで欧州を制したモウリーニョは、04-05シーズンにロンドンにやってくると、チェルシーを50年ぶりのリーグチャンピオンに導き、さらに翌シーズンには連覇を達成するなど、チェルシーに黄金時代を到来させた。07-08シーズンにチェルシーを去ったモウリーニョは、インテルの監督に就任。「チャンピオンズを制する」というインテリスタの大きな期待を受けるが、チェルシー時代のライバル、マン・ユナイテッドに屈してしまった。今回の対戦相手は古巣のチェルシー。モウリーニョにとって2度目のUCL制覇に向けて、超えなければならない運命を感じさせるに十分な相手だ。
 そのチェルシーを現在率いるのはカルロ・アンチェロッティ。ミランで監督としても選手としても欧州を2度ずつ制したアンチェロッティは、ミランの永遠のライバル、インテルに負けるわけにいかない。そんな背景の下、サンシーロとスタンフォード・ブリッジで2番勝負は歴史的な試合になる。

 ミランvsマンチェスター・ユナイテッド。デイビット・ベッカムが今シーズンもミランに戻ってきた。そのベッカムが、今度はオールド・トラッフォードに戻って、彼が育ったかつての所属チームを倒すために戦う。オールド・トラフォードのファンはベカッムをどう迎えるのか? 現在もユナイテッドを率いるアレックス・ファーガソンの“ファギー・ベイブス”として脚光を浴びたベッカムだが、世界的に名を馳せるとともに監督との関係が悪化し、03-04シーズンには袂を分かつ形でレアル・マドリードに移籍した。
 だが、それは7年も前の話。ユナイテッド側からは「実現すれば、オールド・トラフォードのすべての人が大喜びするだろう」というコメントが出ており、ベッカムの「帰還」を歓迎している。ベッカムも「対戦が決まった時は、泣きそうになった」と語っている。ユナイテッドを倒せば、先に進める。最終目的地、決勝の舞台は5月22日のサンチャゴ・ベルナベウ。レアル・マドリーの本拠地だ。キャリアの終盤を迎えているベッカムにとって、09-10シーズンは自身の歴史を振り返るような戦いになるかもしれない。ベッカムが繋ぐミラノとマンチェスターの物語を楽しもう。
 ミランのレオナルドも「ミランとマンチェスター・ユナイテッド、この2チームには欧州の血が流れている。両者の過去の対戦を振り返ると、どの試合も感動と興奮にあふれていた」と語っている。

 

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